デフレ・Great Depression

洋の東西を問わず

「清算主義」的な考えというのはある種の普遍性を有しており、洋の東西を問わず人々を魅了するようである。Krugmanは“The Hangover theory”という論考の中で、オーストリア学派の景気循環論の背後に流れる清算主義的な世界観の匂いを嗅ぎ取り、批判を加えてい…

理論に基づく政策提言

Pavanelli論文続き。自らの予測を裏切る形で進行する(“暗黒の木曜日”以降の)株価の下落傾向を前にしてもフィッシャーは依然として(1931年頃まで)楽観的な見解を有していた。 In 1930 and 1931 Fisher remained basically optimistic about the prospects…

予測と理論の意外なつながり

●Giovanni Pavanelli、“The Great Depression in Irving Fisher's Thought”(pdf)。 学界の賢人の中で最も著名で、また同時に最も惜しまれるのは、イェール大学のアーヴィング・フィッシャーであった。前に述べたように彼は当時の最も革新的な経済学者だっ…