2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『リフレが正しい。FRB議長ベン・バーナンキの言葉』

本日(5月24日)、中経出版より高橋洋一氏の監訳・解説で『リフレが正しい。FRB議長ベン・バーナンキの言葉』が出版されました。本書は、現FRB議長であるベン・バーナンキによる講演(理事時代の講演も含む)と議会証言、そしてFOMCによるプレスリリース(記…

「景気循環は椅子取りゲームみたいなもの」

●Scott Sumner, “The game of musical chairs, continued.”(TheMoneyIllusion, January 28, 2013) 景気循環を理解するのにDSGE(動学的確率的一般均衡)モデルなぞ必要ない。景気循環というのは基本的に椅子取りゲームみたいなものなのだ。名目賃金は極め…

「貨幣と生産 〜椅子取りゲームモデル〜」

●Scott Sumner, “Money and output (The musical chairs model)”(TheMoneyIllusion, April 6, 2013) ここ最近の一連のエントリーでは、金融政策が長期的に物価にどのようなインパクトを及ぼすのかについて説明を行ってきた。その際に依拠した基本的なアプ…

「ケインズ経済学をめぐる『7つの神話』」

●Mark Thoma, “Seven Myths about Keynesian Economics”(The Fiscal Times, May 7, 2013) 「ケインズは独特な性的嗜好の持ち主であり、さらに子供がいなかった。ケインズが長期的な経済問題に無関心であったのはそのためだ」。つい先日、ハーバード大学の…

ブランシャール 「複数均衡におけるアナウンスメントの役割 〜「悪い」均衡から「良い」均衡へ〜」

●Olivier Blanchard, “Rethinking Macroeconomic Policy”(iMFdirect, April 29, 2013)より一部抜粋訳。 <その6>目視での航海(Navigating by sight) 複数均衡とコミュニケーション(Multiple equilibria and communication)複数均衡が成り立つ世界では…

「ウッドフォード・ピリオド 〜迎え酒にバーボンを〜」

●Bill C, “The 'Woodford Period': A Bourbon for Bernanke?”(Twenty-Cent Paradigms, February 21, 2013) つい先日、セントルイス連銀総裁であるジェームス・ブラード(James Bullard)が「現状の金融政策のスタンス」をテーマに講演を行ったが、その内容…