タロック教授の公共選択論入門


○Gordon Tullock, The Vote Motive (The Institute of Economic Affairs, December 2006)

タイトルを直訳すると「投票の動機」となるかと思いますが、内容は一般向けに書かれた公共選択論入門です。pdfファイルで全文ダウンロードできます。本文自体は100ページもないコンパクトな仕上がりになっております。
初版が出版されたのが1976年なので30年以上前の本ということになりますが、個人的には(ダウンロードしたpdfファイルを読み返してみて)全く古臭さを感じることはありませんでした。この本の中身をもう少し詳しく突っ込んでいるのが、ブキャナンとの共著である『The Calculus of Consent』(邦訳『公共選択の理論』;原書であれば全文ダウンロード可能)ということになるんでしょう(時代的には『The Vote Motive』の方が後に書かれてますが)。
全部訳すというのは何となく抵抗があるので、気が向いたら部分部分をピックアップして訳していきたいと思ふ。