岡田靖先生、安らかに


既にご存知の方もおられることでしょうが、岡田靖内閣府経済社会研究所主任研究官が4月10日の晩にお亡くなりになられました。
twitter上で突然の訃報に触れ、頭が真っ白でいまだにその事実を受け止めることができないでいます。
今年の年明け頃に生死の境をさまよう病魔に襲われなさったこと、しかしながら、医師も驚くほどの奇跡的な回復を遂げご無事に職場復帰されたこと、については、mixiを通じて存じ上げておりました。
岡田先生とは残念ながら直接面と向かってお話をさせていただく機会を持つことはできませんでしたが、どういう経緯か、mixiや携帯メール等を通じて個人的なやりとりをさせていただいておりました。岡田先生が病院から一時退院なさった時には以下のようなメッセージを頂戴しました。

このさいだから「なんか川の向こうで是清とケインズやらフィッシャーが『まだ仕事終わってないから来るな』と叫んでいたので振り返ったらICUで目が覚めた」という嘘話でも始めようかと思う(^_^)v

そして以下のようなメッセージも。

人間いつ死んじゃうか本当にわかりません。機会があったら是非飯を食いましょう。


岡田先生からは「4月に一緒に飯を食おう」とのお誘いを受けておりました。4月に入り、岡田先生からのお誘いの連絡をいまかいまかと心待ちにしているところでしたので、まさかこのようなニュースを聞こうことは思いも致しませんでした。信じようにも信じられない状況であり、後悔の念が募るばかりです。
岡田先生には本ブログにも度々コメントをいただきました。ただし、「岡田靖」というお名前ではなく、「銅鑼衣紋」というお名前ででしたが。最近のコメント欄にも“2009-12-30 銅鑼衣紋”とありますね。
岡田先生から授けていただいた学恩に対する報いとして、私のような若輩者にできるようなことはほとんど何もございませんでしょうけれども、ただ岡田先生の悲願でもあられた「デフレ脱却」に向けてこれまでのように微力ながらも何からの形で貢献できればと心を新たに考えている次第です。
岡田先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。