2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

合理化する存在

大多数の人びとは、自分自身の行為や信念や感情を正当化するよう動機づけられている。人は何かすると、できるだけ、それが論理的でもっともなことだと自分自身に(そして他者に)納得させようとするだろう。(pp.167〜168) 認知的不協和理論は、人間を合理…

ただの洗濯などというものはない

●Shawn Regan, “No such thing as free laundry”(Viking Fusion, March 13, 2009) 「ただ飯なんてものはない」関連で。以下の内容の要約はちょっと色付けて書いてます。 A大学の学生宿舎に備え付けてある洗濯機の使用には現在1回あたり1.25ドルかかる。宿…

言いだしっぺは誰?

スタグフレーション(stagflation)はサミュエルソン(Paul Samuelson)の造語であり、流動性の罠(liquidity trap)はケインズ(John Maynard Keynes)の発案であると広く信じられている。また 「ただ飯なんてものはない(There Is No Such Thing As A Free…

もう一つのコスト・ベネフィット計算

われわれは、紛争を除去しうる効率的な方法を常に探求しなければなりません。方法は効率的でなければなりません。皆を殺してしまえば、すべての人間の紛争が除かれることは明らかです。しかし、社会的浪費を除く手段として、そうした方法を望むものはだれも…

利用されるクルーグマン

日々の喧騒にかまけてブログウォッチをサボっていたらその間にクルーグマン絡みであれこれ騒動があったようだ。このあたりの事情はhimaginaryさんが手際よくまとめてくださっている(感謝 m(_ _)m)。こちらとこちらを参照。 koiti_yanoさんのエントリーを読…