日記・コラム・つぶやき

「自然と人為、ケインズと柴田」

久しぶりに某友人と会ってランチ。お得意のマシンガントークは衰えを知らず・・・というかむしろその勢いはさらに増しており、相槌を打つ暇さえありませんでした。某友人よ、そんなに急いでどこへ行く? デフレがどうして生じるか(デフレの原因)というとそ…

「ポーゼン、日本経済の行方について語る」を語る

恒例の(?)あの友人とランチ。今年も相変わらず元気な様子で・・・今年も色んな意味で長い一年になりそうだ。 「中央銀行の独立性」については去年一緒にランチした際に話したけれど、直近のhimaginaryさんのブログでも独立性の話題が取り上げられているよ…

強力な金融緩和効果を秘めた「資産」?

1月1日になった瞬間に例の友人から電話。年賀状出すの面倒臭いから電話で済まそうと思って、とのこと。ガキ使を見ながらの電話だったので会話の内容をどこまで正確に覚えているかは自信はないけれど、記憶している範囲で再現してみよう。 あけおめだよね。そ…

どマクロの世界では期待インフレ率の上昇はどのような効果を持つか?

今日もまた例の彼とランチ。いつにもましてのマシンガントークだったけれども、突然ナプキンの裏に何か図を描き出すものだから、「もしや新しい経済学が誕生する瞬間に立ち会っているのか」・・・と一瞬緊張してもみたり。 IS-LMとかAD-ASとかいった「どマク…

目標間のトレードオフとか修正エヴァンズ・ルールとか

どうでもいい前置きは抜きにしますが、例の友人とランチに行ってきました。毎度のごとく一方的に語っていただきました。 アルティグさん、何だか苛立ってるみたいだね。●Dave Altig, “Try, Try Again”(macroblog, December 21, 2012)今回のFOMCの決定をイ…

大きな謎ともっと大きな謎

ちょっとした買い物をするためにバスに乗っていたところ、前の席に座っていた2人の男性がおおむね次のような会話をしていた。徹夜明けでちょっと眠たかったんで、ところどころ記憶違いがあるかもしれない。 X氏:「ちょっと聞いてほしいんだけど、僕にはよく…

「中央銀行の独立性」とか「アイデアの政治経済学」とか

特段仲が悪いわけでもないのになかなか都合があわずに1〜2年まったく顔を合わせないことがあるかと思うと、ちょっとしたきっかけで頻繁に顔を合わすようになって連日のようにランチをともにしたり、という経験はままあるものです。そうです。一方的に喋りま…

「外からのレジーム転換」と「内からのレジーム転換」

このブログでも以前一度だけ登場したことのある知人と昨日久しぶりに会ってランチ。その時の会話の様子を再現してみる(といっても、彼が一方的に喋っていたわけだけど)。 ベックワースの「マネタリー・スーパーパワー仮説」(http://d.hatena.ne.jp/Hicksi…

「「流動性の罠」の罠 〜「流動性の罠」の政治経済学〜」

久しぶりに会った知人とランチ。そこでの会話をまてめてみる(といっても、相手が一方的に喋っていたわけですがw)。 himaginaryさんのブログ読んだ? 「わかりはじめた1930年代のレボリューション」。アイケングリーンさすが(もちろんhimaginaryさんもさ…

「レトリックなきロジックは○○であり、ロジックなきレトリックは××である」

twitter上で「政策提言の場において自らの主張が受け入れられるためには、ロジックもさることながらレトリックもそれなりに必要ですよね」という話題に話が及んだ。そこからこの点を「レトリックなきロジックは○○であり、ロジックなきレトリックは××である」…

灰川総裁はかく語る

デフレ的政策は採用せず=田銀の灰川総裁 田銀の灰川総裁は3日通勤途中の電車内で講演し、「国債という借金の実質的な価値を目減りさせるためインフレ的な政策を採れば、さまざまな問題が起こる」と指摘。さらに「しかしながら、インフレ的な政策を採らなけ…

言いだしっぺは誰?

スタグフレーション(stagflation)はサミュエルソン(Paul Samuelson)の造語であり、流動性の罠(liquidity trap)はケインズ(John Maynard Keynes)の発案であると広く信じられている。また 「ただ飯なんてものはない(There Is No Such Thing As A Free…

あけおめ、ことよろ。

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 昨年末からしばらくの間実家に戻っていた関係でネットのほうは一切チェックしておりませんで(というかパソコンにすら一切触れてなかった)、これからあちこち巡回して約1週間分のギャッ…

クラウワーによる45度線分析再考

●レギュラー, “ケインジアン・クロスについて真剣に考えてみる”(レギュラーの入院日誌, 2008年10月20日) このご時世にクラウワーって。先生、渋過ぎます。

NASAが火星探査にこだわる理由

●Michael Robinson, “Lessons from the last frontier”(The Space Review, August 4, 2008)知らぬ間に「お気に入り」に追加されてた論説。あとで読もうと思って「お気に入り」に入れてたんだろうけど、いつ・どこで登録したっけ? まあ、面白かったんでそ…

イレギュラー

Irregular Economistというブログタイトルを掲げさせてもらってます。 日記の話題に統一性を求めてはいけません。

お引越し

はてなに引越してきました。 どうぞよろしく。

名無しさんへのエール

狂人を会話から閉め出すのは、それなりの利点があるためである。「われはナポレオンなり」とか、同様に「ジョセフィーヌなり」とか言い張る人と議論しても、なんの役にもたたない。また、「最高裁判所は、強固な信念をもち、巧みに偽装した共産主義者たちで…

物語の効用

なぜ経済学を勉強するのか? 経済学は一体何の役に立つのか?最初の質問に対しては、「面白いから」と身も蓋もない回答を寄せることになるけれども、経済学がどれだけ社会の発展に貢献しているのかとなると・・・。経済学が無くてもそれなりにうまくやってい…